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創業以来変わらない、モノづくりで大切にしていること 
ウルトラライトハイカーマグWのご紹介

 

リバーズを貫くデザインの考え方にミニマリズムがあります。

創業から20年以上、リバーズは製品開発においてこの考え方を大切にしてきました。時には、ここまでやってしまって良いのかと自問自答しながら、削ぎ落とした末に出来あがるものが好きなのです。それは、使ってくださる皆さんのために、精一杯を尽くした、と感じられるからかもしれません。

 

 

おかげでウルトラライトハイカーマグシリーズもこの「W」で3作目。リバーズがアウトドアギアに目線を移して気づいたのは、軽さは武器ということでした。

軽くて丈夫 、そんなチタンの魅力に引き込まれて、コーヒー1杯を楽しむのにちょうどいい「S」、そしてスープカップやお皿としても使える「M」を開発。あまり見かけないルックスと機能性のバランスが評価を得て、思った以上の人気製品となりました。

 

そして今回。私たちは『持ち手』を削ぎ落としてみたくなりました。チタン製のマグは持ち手を折りたためるタイプが多いですね。これは便利な反面、いかにもアウトドアって感じの無骨さを醸し出しちゃってます。機能美の観点から見たら、もっと違うものができないかと感じたのです。持ち手そのものが無くなったら、みんな困るだろうか?

 

いや、持ち手が無くても二重構造にすれば、飲み物の熱は伝わらず、熱くても直持ちできるから大丈夫。カップ2つ分の素材を使用するダブルウォールはシングル構造よりは重くなってしまうけど、超軽量なチタンを使えばそれも気にならない(はず)。まぁ、安くはないけれど(開発者はしばしばこの視点を後回しにします)

 

 

 

こうして始まった「ウルトラライトハイカーマグW(ダブル)」の開発。

コーヒーやティーを楽しめて、缶ビールも注げる(なんとなく泡がきめ細かくなる感じも好きです)。しかも、飲み頃の温度をわりと長めに楽しめてしまう。どの飲み物も、このマグひとつでいい。弘法筆を選ばず、ならぬ「チタンマグ、飲み物を選ばず」。そう、マグはこれひとつで充分かも、と思ってしまうのです。

さらに言えば、マグにベタベタと指紋が付かないように加工を施したり、少し色気のある柔らかなカラーを選んだりと、まるで民藝品のような、経年を楽しめる風合いに仕上げました。

うーむ、カッコ良い(ただの自己満足ですいません 笑)

そんなことで、最近あまり活躍の場がなかったいくつかのカップ類がボクの食器棚からお役御免になりました。

 

 

そう、これもひとつのミニマリズム。

 

 

別にミニマリストを気取るわけじゃないけれど、マグひとつで変わるライフスタイルもあるんだなぁ、そう思う今日この頃でした。