およそ10年ぶりに、イタリアはミラノに行って来ました。
10年という時の流れで、私自身も30代から40代になり見てくれもそれなりに
くたびれてきましたが、モノづくりに対する感性も鈍ってるんじゃないの?
という隠されたテーマを抱え、一躍ミラノに男二人(40代)で乗り込んだのでした。
さて、そのオジサンズ。
今の時期、ミラノではHOMIという雑貨展示会やミラノエキスポもあり感性を刺激する
という意味では良い時期なのですが、オジサンズを刺激するには十分にあらず。
道端に落ちてるカッサカサのガムのようなオジサンズの感性を刺激したのが、Fondazione Prada。
あのプラダ財団が運営する美術関係の施設です。
ここは倉庫をベースにした作りで、だだっ広くてガランとした印象。
その広い空間に、それほど多くない数のアート作品が展示されています。
平日の雨の日だからか来館者も少なく、何だか教会に来たような崇高な気分。
(展示作品は割とグロい強烈なものが多かったですが。。。。)
全てがミニマルな方向性でまとめられた空間、個人的に大いに気に入りました。
そして最後に入ったのが、バール ルーチェ。
映画「グランドブダペストホテル」の監督がインテリアを担当されたそうです。
どおりで他の展示施設とは趣が違うはずだ。
50年代のイタリアをテーマにしたというそのインテリアは、あの映画とは全く違う
背景だけど、共通の世界観を感じることができる空間でした。
パニーニは普通だったけど。
以上、ミラノ出張レポート終了。
こ、これって出張だったのか?という驚愕の事実は、他の人に言っちゃダメ。
SA